ハマヤク くすりと健康セミナー2010
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23日(土曜日)は横浜薬科大学に集まろう
〜高校、大学の受験を万全な状態で迎えるため、自動車の運転や機械操作時の事故防止のために〜

そろそろ秋の花粉症で悩まされる季節がやってきます。

花粉症やアレルギーの治療薬の正しい選び方についてのセミナーが行われます。

今や日本人の約6人に1人といわれる花粉症。春先のスギ、ヒノキのイメージが強いが、秋にも花粉症は起こります。空き地などに繁殖する雑草が引き起こし、春の花粉症に比べれば症状は軽いが、風邪と思い込んで長引かせている人も多い。秋は、ダニや室内の塵(ハウスダスト)などによるアレルギーも増える季節で、この時期の鼻水やくしゃみは原因を正しく見極めることが大切です。花粉症治療薬の抗ヒスタミン薬の副作用として鎮静作用があり、特に 『眠気』 が問題となる。抗ヒスタミン薬を飲んだら、この眠気が催されることがあるので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意するように注意書きにも明記されている製品もあります。近頃は、日本で承認されている抗ヒスタミン薬のうち、添付文書に眠気についての記載が無い商品も発売されてきました。しかし、多くの 『カゼ薬』 には、『眠気』の起きやすい抗ヒスタミン薬が含まれています。また、抗ヒスタミン薬の服用により、『眠気』 を自覚しなくても、作業効率の低下など中枢神経機能の抑制による認知機能の障害がみられることがあります。この事を、『インペアード・パフォーマンスimpaired performance)』 と呼びます。インペアード・パフォーマンスは、多忙な現代社会において、仕事、学業、家事に多大な影響を及ぼすという点で十分に考慮すべき事であり、抗ヒスタミン薬を飲むと、『グラス3杯分のウイスキー』 を飲んだのに匹敵するほどの能率低下をもたらし、その弊害は私達の想像以上に大きいとも言われています。本人の自覚に関わらず、集中力・判断力・作業能率が低下した状態がおきます。お酒を飲むと、自分では酔っていないつもりでも思わぬミスをしてしまいます。これと同じことが、花粉症治療薬の抗ヒスタミン薬内服時におこります。インペアード・パフォーマンスゼロを目指すにはどうしたらよいかについての講演です。

また、平成24年から中学校保健体育の授業において「くすり教育」が施行されます。特に、高等学校では「くすり教育」の内容がレベルアップされます。社会のIT環境の発展で、多くの情報が簡単に入手できるようになりました。医薬品のヘルスリテラシーは若年の時から身につけることが、将来、医薬品の適正使用に役立ちます。横浜薬科大学では花粉症やアレルギーの治療薬の正しい選び方について講演会を開きます。

講演対象: 中学、高校の受験生をもつ親とその子供さん、中学、高校の先生方、特に保険体育の先生、薬剤師、特に学校薬剤師、登録販売者、医療従事者、自動車を運転される方、工場などで機械操作に携わる方、交通安全協会、警察関係者の方々など。

プログラム

くすりと健康セミナー

第1部     (事前参加申込必要)
日時 平成221023日(土曜日)

14001500 講演  於 横浜薬科大学講義室(A11
座長 渡邉 健彦 (東北大学名誉教授)
講師:谷内 一彦 (東北大学大学院医学系研究科 機能薬理学分野教授)

演題:花粉症やアレルギーの治療薬の正しい選び方について (仮題)
〜高校、大学の受験を万全な状態で迎えるため、自動車の運転や機械操作時の事故防止のために〜

先行開催
13:30
15:40 ヒストリックカーと省エネカーの展示と写真撮影会(参加自由)
場所:大学構内 図書館棟(旧エンパイヤ)前
展示車:EV-PAOBe-1、フィガロの3(Pike-Car3兄弟)など(高田工業)、MG-C-GTなどのヒストリックカークラブ(HCC95)のメンバーのクルマ

http://www.hamayaku.jp/images/material/12/historiccar01.jpg

 

2部 トークショー「くるまとわたし」
於 横浜薬科大学講義室(A11

1500-1540 トークショー「くるまとわたし」
司会:田口 真穂(横浜薬科大学・講師)
 「ねむけ防止と安全運転」田口 真穂、小松 一(横浜薬科大学・生薬学研究室、准教授)
 「モノ作りにおけるPike-Car3兄弟と省エネカー」進藤 一氏(高田工業商品モノ作りGr
 「ヒストリックカークラブの仲間とともに」渡邉直樹 氏 (ユダHCC95 会長)
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45〜  休憩  ティータイム

3部 講演 於 横浜薬科大学講義室(A11

16001640 講演「抗ヒスタミン薬とノーベル賞」 於 横浜薬科大学講義室(A11
座長: 松田 佳和 (日本薬科大学、病態生理学研究室)

講師:前山一隆 (愛媛大学大学院医学系研究科・統合生体情報学講座薬理学分野・教授)
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401710 講演 創薬と育薬における薬学と薬理学の役割 -理想の薬剤師像を考える-
           於 横浜薬科大学講義室 (A11
座長:小野寺 憲治 (横浜薬科大学・薬物治療学研究室・教授)
講演:日本薬学会会頭、日本薬理学会理事長
    松木 則夫 (東京大学大学院・薬学系研究科 薬品作用学教室・教授)

 

受 講 料:無 料

主催:第14回日本ヒスタミン学会
    会長 小野寺憲治、横浜薬科大学薬物治療学研究室・教授

後援 日本薬学会、日本薬理学会、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、神奈川県医師会

   川崎市薬剤師会
共催:インペアード・パフォーマンス ゼロプロジェクト
    横浜薬科大学、高田工業 梶AHCC95、株式会社日本ビジネスエンジニアリング

()ハイマックス、 ()日立製作所 通信ネットワーク事業部
    [以下交渉中] 横浜市PTA連絡協議会、神奈川県警察、神奈川県交通安全協会

参加申込み:いずれも講演会に関して参加申し込みをお願いします。

クルマの展示と写真会は参加自由です。
1.
方法:下記の「電話」または「ハガキ」および「メール」からお願いします。
     なお、未就学児童の入場はご遠慮下さいますようにお願いします。
2.
締切: 1021日(木)300名に達した時点で締切らせていただきます。
問合せ先:〒245-0066 横浜市戸塚区俣野町601 横浜薬科大学内
       ハマヤク くすりと健康セミナー2010 係
       045-859-1316(庶務課)
       学会事務局 045-859-1300(日塔武彰)
ハガキ 245-0066 横浜市戸塚区俣野町601、横浜薬科大学
       くすりと健康ハマヤクセミナー2010 係
       要記載内容:住所、氏名、年齢、職業、電話番号
メール : nitto@hamayaku.ac.jp
       要記載内容:住所、氏名、年齢、職業、電話番号
       連絡先:045-859-1300
       臨床薬学科薬物治療学研究室 日塔(ニットウ)まで